小学6年の男児が蹴ったボールが校庭を飛び出して、通行していたバイクが転倒。

バイクに乗っていた80代の男性は、転倒して足を骨折。

両親はその場にはいなかった。

男性は寝たきりとなり、1年半後に誤嚥性肺炎で死亡。

一審・二審では監督義務を怠ったとして、両親に約1500万円の支払いを命じたが、最高裁はこれを破棄し、被害者側の賠償請求を認めなかった。

平成27年4月9日にこの判決が出ました。

 

亡くなった男性のご家族の立場に立てば、

・けり損ねたら、道路にボールが飛び出して危ないと小学6年生だったらわかるのでは?

・サッカーの練習をするときは、ボールが外に出ないように注意することを、親がしっかり言ってくれてれば…

と思うかもしれません。

 

小学生の親の立場に立てば、

・校庭でゴールに向かってボールをけるのが危ないなら、どこでければいいの?

・こどもはずっと家の中にいさせなくてはいけないの?

と思うかもしれません。

 

監督義務については、子供に対してだけではなく、認知症高齢者が起こした列車事故でも裁判で争われています。

どちらの主張が正しいかの判断は、どちらの立場からこの事故を見るかによって違ってくるように思います。

裁判ですからなんらかの判断は出ますが、いずれにしても双方が納得する解決にはなりません。

 

事故はまず発生させないことが大切ですが、全ての事故は防げません。

防げない事故に遭遇した場合に、最低限自分の身を守るのが『保険』であることを、再認識しました。

『保険』販売の責任は重大です。